僕は見た
「スパイダーマン：スパイダーバース」が日本で劇場公開されて一週間。
流石に全人類、一回位は観たことでしょう！
何？まだ観ていない…そんなこと言って本当は僕よりも観賞回数を重ねて、これを読み終わった後すぐに鋭い指摘を飛ばそうと手ぐすね引いて待っているんでしょう？
いーや、間違いないね、魔人は何でもお見通しだ。
もし本当に観ていないのなら、取り敢えずこの予告編から見て貰いましょう。
ええ大丈夫、すぐに気に入りますよ。
SPIDER-MAN: INTO THE SPIDER-VERSE - Official Teaser Trailer
いやもうこの時点で良いですよね、花丸、満点あげちゃう。
こんな予告編だけでワクワクが止まらない映画が、映画館に行って2000円弱払えば実質無料で見られるなんて、いやはや世の中まだまだ捨てたもんじゃありません。
そう、この世からのオサラバを考えてる人も、取り敢えずスパイダーバース見に行ってからにして欲しい。どうせ観てもオサラバするんだし最後の二時間くらいは最高を確認すればいいと思う。
ど真ん中ストレート
このスパイダーマン：スパイダーバースを説明するにあたって、知っておいて欲しい事が２、３点存在する。
まず一つは情報量が半端なく多いという事。いや本当にシャレにならない情報洪水だ。スタッフたちはあらゆる方法でスパイディフリークを楽しませようと、これでもかという位に画面に要素をちりばめている。トイレ休憩なんて言語道断、今晩の飯の献立を考える余裕すら君には与えないだろう。
次に気をつけるべきは君の中のスパイディ像と今回の主人公達とのイメージの乖離だ。何といったって今回の主人公はマイルス・モラレスだ。みんな大好きピーター・パーカーじゃない。もちろん彼も出てくるが、まあそれは見てのお楽しみ。
でもいつもと違う主人公にも、いつもと同じ特徴を君は見出していくだろう。至極王道なスパイダーマンの物語がそこには待っているはず。スーパーパワーを持った一人の青年の成長の物語。そう、ど真ん中ストレートのお話だ。
アニメ映画だからこそ
スパイダーマンはこれまで三度の実写映画化を果たしている。
スパイダーマン1,2,3（通称サム・ライミ版、次に始まったのがアメイジング・スパイダーマン1,2、そしてMCUの世界観の中にある現行スパイダーマン（ホームカミング、ファーフロムホーム）。どれも出来のいい映画だし、どのピーターも魅力たっぷり（そして悲壮感たっぷり）、どれも高い映像技術によってスパイダーマンがこの世界にいるかのように錯覚させてくれるものだ。
ただ、今回のスパイダーマンはそれまでの実写版とは全く違う！！！！！
そう！！！！！！！コンセプトから違う！！！！！！！！！！
スパイダーマン：スパイダーバースは「コミックを動かす」（素晴らしい！）映画なのだ！！！！！！！
冗談に聞こえそうだがこれがジョーダンじゃない。アメコミ特有のダイナミックな構図、エッジのきいたアクションが、完璧だ！
アニメでしかできない（いい意味で現実味の無い）表現スパイダー達、そしてヴィラン達によって再現されているじゃあないか！パチパチパチパチ、拍手喝采である。
観ていて気持ちのいい動きのオンパレード、そしてそんなアクションシーンがめちゃくちゃ多い！！！！
この映画ほど大スクリーン映えする映画もそうそうないぞ！できればIMAXとかで見てくれたら嬉しい。デカいスクリ－ンであればあるほどいい！
Ｑ&Ａのコーナー
Ｑ，悪役キャラクターとかわからんから観るのためらうわ～
Ａ，大丈夫！大体皆初見！
Ｑ，いやアニメはいいわ…子供向けやろ…
Ａ，アニメでしかできない表現が満載！大人が観ても楽しい！
Ｑ，原作持ってるけどこれ全然ストーリーちゃうやん、観る気失せるわ…
Ａ，スパイダーバースとかいう邪道の原作持ってるくらいやし大丈夫だし観て、君の心は海より広い！
というわけで、スパイダーバースを観ようね！！！みんなが観てくれないと公開終了するぞ！！！
ドラえもんとコナンが来たら追い出されんの一瞬やぞ！早く劇場に観に行ってくれ！
今回は以上！おやすみ！！
